self-esteem セルフ エスティーム

みーさんの日記

何気ない会話に表れる学習スタイル

コーチングの中に学習スタイルというものがあります。

それは、その人にあった学び方を大きく4つに分けたものです。

 

ある夜、友人4人で集まって色んな話をしていると、1人の友人Aが

「私は話を聞くだけだと、覚えられなくてダメなんだよね。書いたらすぐに覚えられるんだけど。」

その言葉を聞いて思わず私は、「もしかしたらAちゃんは見て覚えたり、書いて覚えたり、取り敢えずやってみるほうが覚えやすい?」と聞くと、

友人Aは、「そうそう!そうなの!」

そこへ友人Bが、「私は聴きながら覚える方が覚えやすいんだよねー。」

私  「もしかすると、何か覚えたり人と話す時に他の音があったら気になる?」

友人B  「なるなる!雑音がすごく気になる!」

友人A  「えー私は音があった方が覚えやすいし、集中しやすい!」

友人B  「え!本当に!?私はシーンとしている方がいいんだよね!」

 

そこに友人Cが、

「私も見て書いて覚える方が向いてるかも?」

私「AちゃんとCちゃんは人と話してる時に、人や物が動いてたら気になる?」

友人A・C  「あまり気にならないかな?」

友人B  「私もそれは大丈夫」 

私  「じゃあ、言葉の意味がすごく気になったりして前に進まないことはある?」

3人  「それはない!」

私  「コーチングに学習スタイルっていうのがあってね、なんかそれを思い出して色々聞いちゃった。自分の特性を知ってると学びやすいし覚えやすいんだよね。  私、それを知らなかったから、娘が小さい頃に暗記の宿題を書いて覚えているから不思議だったの。何度も繰り返し音読暗記した方が簡単なのになんでだろって。それでちょっと提案したことたあったんだけどヤダっていうから不思議だなって。でも娘は視覚と、触覚タイプだから見て書いて覚えるのが向いてたんだよね。」

3人  「自分に合った覚え方ってあるよねー。」

私は久し振りに学習スタイルのことを思い出し、改めてその大切さを実感しました。
自分の覚え方が、自分にとってのベストであっても
他の人にとってベストではないんですよね。

 

 

ここで少しだけ、その4つの学習スタイルについて解説いたします!

 

① 視覚タイプ

見て覚えるのが得意で、覚えが早いと言われるタイプ。

しかし説明だけされても、集中力が持続しにくく覚えにくいのが特徴です。

全体像を話してから具体的な話をしてもらったり、図やフローチャートなどを混ぜながら説明してもらうことで効率的に覚えることが出来ます。

視覚タイプの方と話すときは、状況がイメージできるように説明したり、時々「どこまでイメージできた?」などと問いかけながら、相手の理解を確認することが大切です。

また話をしている時に、誰かが通ったらその人が気になって集中できなくなることがあるため、集中できる静かな環境での仕事や話し合いが比較的向いています。

 

② 聴覚タイプ

聞いて覚えるのが得意なタイプ。

耳からの情報に感覚が左右されやすいため、聴覚タイプと話す際は、声のトーンや大きさなどに気を付けると円滑なコミュニケーションを取ることが出来ます。

話したことを繰り返してもらうことで効率的に覚えることが出来るため、聴覚タイプと話すときは、できるだけ話し合いに参加してもらい、

「どんな話が聞ければいい?」などと問いかけながら相手の理解を確認することが大切です。

話す環境としては、会議室などのできる限り静かな環境を選択してあげるのがお勧めです。

 

③ 触覚タイプ

説明よりも、まずは実践からのタイプ。

長々と説明しても、ほとんど頭に入ってないし、早くやりたくて気もそぞろになるため、「とりあえずやってみよう」という言葉がヒットします。

自らの体験談などを加えながら、その人が会話の中で疑似体験できるように「どう思う?どう感じる?」という質問で、相手の理解を確認することが大切です。

取扱説明書も読まずに進める方や、説明の途中からすでに体が動き出す人は、このタイプの可能性大です。

 

④ 言語感覚スタイル

話の内容や目的を明確にしてもらうことで、理解がしやすいタイプ。

ただただ話すのではなく、理解してもらいたい内容の目的や結論を先に話すことでコミュニケーションを円滑に進めることが出来ます。

相手が理解できる言葉を使いながら、理解の齟齬が起きないように注意しつつ、「これについてどう思う?どう考える?」という言葉で相手の理解を確認することが大切です。

難しい言葉や間違った言葉を使うと、相手が言ったその言葉の意味が気になって、思考がそこで止まってしまうことがあります。

 

 

こんな風にそれぞれの学習スタイルに合わせて伝えると、より伝わりやすくなります。

普段のコミュニケーションを通して相手がどのタイプで、どういった関わり方をすると良いのかを考える練習をしていくことが大切だと私は感じています。

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