「私は自分の気持ちを伝えるのが苦手です。」
「あの人は何も考えていないんです。」
ときどき、このような言葉に出会います。
今はそういうふうに感じていらっしゃるんですよね。
ただ、それは事実ではないんです。今はそういうふうに感じたり、見えてしまうだけなんです。
それには様々な理由があります。
①自分の気持ちを伝えることよりも、相手の気持ちに一生懸命寄り添うことを大切にしすぎてしまうことで、今の自分の気持ちを考えることが後回しになってしまっているから。
②自分の考えや気持ちをじっくりと考えたいのに、相手から途中で答えを言われてしまうことで、考える事を途中でやめてしまっているから。
自分がどう思っているかやどうしたいかより、どうしたら相手が喜ぶのか、何を求められているのかを優先的に考えることが多くなってしまいます。
その結果、他者から「どうせ何も考えていないんでしょ」と言われ、そう言われ続けるうちに自分がそういう人だと勘違いしてしまうのです。
私はそういった方たちに出会うたびに、なんてもったいないだと胸が痛くなります。
人の話を聴くことを大切にしてきた人は、心の奥底にたくさんの言葉が蓄積されています。
心の奥深くでキラキラと光り輝く時を待っています。
途中でやめてしまった問いが心の奥深くで、その答えが出番を待ち侘びているんです。
どんな問いを自分に問いかけるかで答えは大きく変わります。
「本当はどうしたい?」
「なぜそれをやりたいの?」
「自分がワクワクするのはどっち?」
可能性に出会える問いが、暗く閉じていた心の扉を開いてくれます。
その扉が開いた時に光が降り注ぎ、その時をまっていた言葉や答えがキラキラと輝き始めるんです。
その瞬間の笑顔の美しさは言葉にできません。
人って本当に素晴らしいです。
思いを探す旅にでませんか?
思いを探す旅にでてもらいませんか?