self-esteem セルフ エスティーム

みーさんの日記

人はただただ話を聞いて受け止めてほしい時がある

ここ数日、「そうね」と感じた出来事がありました。

 

ある方たちが、お店のお客様やご家族の言葉で傷くことがあり、ショックを受けて悩んでいるのだとお話してくださいました。

話してくださった内容は、「それは、辛かったね」と感じるものでした。
ただそれと同時に、その方たちが相手のことをとても大切に思っていることも伝わってきました。
相手のことを大切に思っているからこその辛さなんだろうなぁと感じました。

お話しが終わったあとその方たちは、
「相手のことを責めないでくれて良かったです。相談すると相手のことを悪く言われてしまうことがあり、相談できずにいたんです。私のことを思っての優しさなのだということは分かっているのですが、自分はそんなつもりで言ったわけではないので…。」
と仰っていました。

その方たちは、相手のことを悪く言いたいわけではなく、辛かった気持ちを話すことで心のモヤモヤを消化したかったのです。

 

そんなお話を聞くことがあった数日後のとある研修でグリーフケアのことを聞く機会がありました。

グリーフケアとは、死別の悲しみを抱える遺族をサポートすることで、 「grief(グリーフ)」は、「悲嘆」や「深い悲しみ」を意味する言葉で、とくに愛する人と死別した悲しみを指します。 「grief(悲嘆)」を「care(世話)」するグリーフケアは、「遺族ケア」や「悲嘆ケア」とも呼ばれています。 

グリーフケアをするときに大切なのは、悲しみや辛さをただただ吐き出してもらい、聞く側はその思いをただひたすらに受け止めることが大切なのだということです。

この話を聞いて、前文で話した方たちが言っていたことを思い出し、みんな同じなんだと感じました。

相手のことを一緒に攻めたりするのではなく(場合によっては一緒に怒って欲しい時もありますよね)
「ただただ受け止める」
という気持ちや姿勢が大切なのだと感じました。